毎年梅雨の時期になると毛虫にかぶれて訪れる方が多くなります。
年によっては夏の終わりから初秋にかけて毛虫が発生することもあり、連日、毛虫にかぶれて診察に来られることがあります。
毛虫の種類により丘疹には大小がありますが、かゆみが強いことは同じです。
毛虫かぶれは素肌が暴露した腕(写真1、2、3)や首筋(写真4、5)にできやすいのは当然です。
写真をクリックすると拡大します
しかし衣服で被われた体やお尻にもできることがしばしばあります(写真6、7)。
これはおそらく衣服に付着した毛虫の細かい体毛が、衣服を着替えるときに大量に飛散して、体に付着するためと推測されます。
毛虫のかぶれには特効薬はないので、かゆみ止めの軟膏など使用したり、冷やしたりしながら数日がまんすると治っていきます。