ヘルパンギーナは乳幼児の間で流行する夏かぜの一種で、38~40℃の高熱が2~3日続きます。
喉の奥に小さな水疱や口内炎ができて痛いので食べられなくなることがあります。(写真1~3)
ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。
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熱が下がって口の痛みがなくなるまで、4~5日は休んだほうがよいでしょう。
ヘルパンギーナはエンテロウイルス感染による疾患のひとつです。
エンテロウイルスは小児期に多彩な病像の感染症を引き起こします。
夏期に多く「夏かぜ」の病原といわれますが、夏だけ流行するものではなく年間を通してみられます。毎年流行するウイルスが異なります。
代表的な疾患は急性上気道炎、胃腸炎、ヘルパンギーナ、手足口病、ウイルス性発疹症、無菌性髄膜炎、急性脳脊髄炎、急性灰白髄炎(ポリオ)、心筋炎、出血性結膜炎などです。