- 家庭の医学 -
よく見られる子どもの病気

プール熱

プール熱は咽頭結膜熱ともいわれ、発熱、咽頭炎、結膜炎の3つが主な症状です(図1)

画像の説明
図1プール熱

アデノウィルス3型といわれるウィルス感染症で、潜伏期間は5~6日です。年間を通して認められますが、とくに夏にプールを介して学童の間に流行するのでプール熱とも呼ばれます。

発病すると39~40度の高熱が3~7日持続します。プール熱の高熱は一週間近く続くのが特徴です。咽頭(のどの奥)は強く発赤するため、のどの痛みも強くなります。

眼の症状としては、充血や目やに、眼の痛みなど結膜炎症状が起こってきます(写真1)

プール熱の眼症状 写真1プール熱の眼症状

その他、下痢や腹痛、鼻水を伴うことがありますが、咳はほとんどありません。

高熱が一週間近く続くため、たいへん心配なものですが、咳も少なく肺炎などの合併症はほとんどありません。

しかし感染力が強いため、主要な症状が消えるまでは登校は禁止です(学校伝染病第2類に指定されています)。

写真で見る「子どもの病気」:プール熱のページもご覧下さい。

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