- 家庭の医学 -
よく見られる子どもの病気

水ぼうそう(水痘・水疱瘡)

水ぼうそうは約2週間の潜伏期間のあと、水疱ができて気がつきます。

保育園などに通っていると流行があったり、水ぼうそうの友達と遊んだあとにかかったりするので、母親が初めから水ぼうそうを疑って連れてこられます。

しかし水疱が少ないごく初期には、一目で水ぼうそうと分かる場合と、1、2日たたないと診断が難しい場合があります。

典型的にはやわらかい袋に水が充満し、真ん中にへそのような小さな黒い点が見つかることもあります(写真1)

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水ぼうそう(水痘・水疱瘡)-写真1
写真1水ぼうそうの水疱

しかし水疱が小さいと虫さされなどの水疱と迷うことがあります。
このような場合でも1、2日たつと急に水疱が増えていきます(写真2、3)

水ぼうそう(水痘・水疱瘡)-写真2
写真2水ぼうそうの水疱

水ぼうそう(水痘・水疱瘡)-写真3
写真3水ぼうそうの水疱

水疱は口の中や頭の中、まぶたなどにも出ることもありますが、こすれやすい股にとくにかたまって出ることがあります。

熱は出ないこともあれば、高熱が出ることもありますが、3日前後で熱は下がります。
ふつう5日から7日たつと黒いかさぶたを作って治っていきます(写真4)

水ぼうそう(水痘・水疱瘡)-写真4
写真4水ぼうそうのかさぶた

すべての水疱がかさぶたになるまで感染力があるので、登園はできません。
黒いかさぶたを無理に取ると痕が残りやすいので、自然に取れるまで放っておきましょう。

写真で見る「子どもの病気」:水ぼうそう(水痘・水疱瘡)のページもご覧下さい。

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