- 総合内科のアプローチ -
関節痛・筋肉痛と内科の病気

A、首筋付近から腰(頸椎から腰椎)にかけて
脊柱に沿った痛み

9化膿性脊椎炎

脊椎(背骨)に細菌が侵入して炎症を起こしているものが化膿性脊椎炎です。骨髄が侵されている場合は、化膿性骨髄炎と呼ぶこともあります。

罹患部位は腰椎、胸椎、頸椎の順に多いです。症状は背部痛ですが、発熱は30~60%にとどまり、平熱の場合が少なくありません。脊椎から炎症が広がって硬膜外膿瘍を合併した場合は神経症状を呈するようになり、また前方や側方への感染巣の伸展により、後咽頭、縦隔、腸腰筋へ炎症が波及することがあります。

脊椎が細菌感染する経路にはいくつかあります。

  1. 血行性感染:咽頭炎、慢性副鼻腔炎、消化管内感染、結核病巣などが感染源となり、細菌が血液の流れに乗って脊椎に進入する、
  2. 膀胱炎などの泌尿器や生殖器系の病気で起きた炎症が静脈を介して脊椎に広がる、
  3. 脊椎や椎間板の手術、または体に針を刺したり切開して行う検査をした時に外部から直接感染する 

などです。

化膿性脊椎炎で生じる痛みの部位
化膿性脊椎炎で生じる痛みの部位

関節痛・筋肉痛と内科の病気:目次へ

 上に戻る