りんご病の発疹はまずはじめに顔、とくに両頬に発赤(これを紅斑と呼びます)として現れます。
典型的にはりんご病の名の通り、両頬に均一に発赤(紅斑)が現れます(写真1~4)。
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しかし、頬の発赤(紅斑)はまだらに現れることも多く(写真5,6)、
中心部はうすく周辺部に発赤が強く現れることもあります(写真7,8)。
また、頬ではなく鼻根部に発赤が現れることもあります(写真9)。
りんご病(伝染性紅斑)に特徴的な顔や手足、からだの発疹は感染後17~18日後に現れます。
ヒトへの感染となるウィルス排泄は感染後7~12日後に起こるため、りんご病の診断がついたときには感染力はないことになります。
りんご病の発熱はないか、あっても微熱程度のことがほとんどです。
しかし流行の強い年には始め39℃以上の高熱が2~4日続いたあとに、顔の発赤が現れてきてそのとき初めてりんご病と診断されることもあります。
次のページで、りんご病の手足と体の症状について説明します。
りんご病の詳しい説明と他の写真は、こちらのページをご覧ください。