- 総合内科のアプローチ -
写真で見る「子どもの病気」

正中頸嚢胞(せいちゅうけいのうほう)

正中頸嚢胞は頸部の真ん中でのど仏の上あたりに、小さな固まりが出現する病気です。
多くは子どもの時に発見されますが、おとなになってから発症することもあります(写真1、2)

写真をクリックすると拡大します

正中頸嚢胞-写真01
写真1正中頸嚢胞

正中頸嚢胞-写真02
写真2正中頸嚢胞

はじめはぷよぷよとした小さな固まり(嚢胞)として認められることが多く、痛みや違和感などはありません。
しかし細菌感染を起こすと痛みや発赤を生じるようになり、嚢胞が破れて分泌物が出続けることがあります。

どうしてこんな病気が発生するかは、胎児期に甲状腺ができる過程に関係しています。
甲状腺のできはじめは、舌の奥あたりに出現し、のどの真ん中を通って気管の高さまでありてきて甲状腺となります。
この通り道に甲状舌管という細い管が一時的に作られ、甲状腺が出来上がるとなくなってしまうのですが、これが残ると正中頸嚢胞となります。

手術は嚢胞だけを切除するのではなく、甲状舌管を舌のほうまでさかのぼって舌骨の一部とともに全てを切除しなければなりません。
手術をきちんと行っても約3%に再発例があります。

写真で見る「子どもの病気」:目次へ

総合内科のアプローチ

 上に戻る