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写真で見る「子どもの病気」

突発性発疹

突発性発疹の発疹の特徴

からだのおへそを中心に大きさの異なる赤い斑点が出てきます。
手足にはみられません。(写真1~3)

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突発性発疹-写真1 からだのおへそを中心に大きさの異なる赤い斑点が出てきます。
写真1突発性発疹のからだの発疹

突発性発疹-写真2 写真2突発性発疹のからだの発疹

突発性発疹-写真3写真3突発性発疹のからだの発疹

顔にも出ることが多く、目の周りが赤くなることもあります(赤パンダと呼んでいます)。(写真4~6)

突発性発疹-写真4写真4突発性発疹の顔の発疹

突発性発疹-写真5写真5突発性発疹の顔の発疹

突発性発疹-写真6 写真6突発性発疹の顔の発疹

突発性発疹の症状

突発性発疹は、生後4~5ヶ月から1歳くらいまでの赤ちゃんが、急に高い熱(39℃近く)を出して3~4日続きます。
生まれて初めての高熱のことが多く、咳や鼻水などの風邪の症状はありません。

熱が下がると同時にからだに赤い発疹が出ます。
便がゆるくなることもあります。
高熱のわりに元気は良く、水分やミルクもふだんの7割くらい飲みます。

夜中に機嫌悪くぐずることがあります。
母親から子どもへの感染が考えられています。

突発性発疹のときに家庭で気をつけること

1)高熱

高熱が続きますが、熱で頭がおかしくなることはありません。
熱が続く間は着せ過ぎや掛けすぎに注意し、いやがらなければ氷枕で冷やすのも良いでしょう。

2)ミルク

ふだんの7割くらいは飲むことができますが、少ないときは薄めてみると良いでしょう。
熱があるときには水分を充分与えることが大切なので、果汁やアクアライト(アクアサーナ)など飲みやすいものを与えましょう。

3)離乳食

ふつうは7割くらいは食べてくれます。

4)入浴

高熱があるときや元気のない時以外には、発疹があっても入浴して良いでしょう。

こんな時には診てもらいましょう!

  1. 引きつけを起こした時
  2. 水分をあまり取らないで、元気のない時

突発性発疹の「2度がかり」

おもに1歳以上の乳児で、すでに突発性発疹にかかっているにもかかわらず、もう一度かかることがあります。
これは原因がウィルスがヒトヘルペスウィルス6と7の2種類が知られているからです。

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