鵞口瘡はカンジダというかびの一種が口の中に増えたために、頬や唇、舌などに白い斑点がついたものです。(写真1~5)
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乳かすに似ていますがふいてもとれません。痛くはないのですが、ミルクの飲みが悪くなったり、食欲がおちることがあります。
ほ乳ビンや乳首の消毒が不十分な場合や、抗生物質などを長期間使用したときに、口の中の正常な細菌のバランスが崩れたとき、からだの免疫力が低下したときにカンジダが増えて、鵞口瘡は起こります。
カンジダはかび(真菌)の一種ですが、皮膚の真菌症はカンジダ以外にもあります。
写真6は首筋にできた真菌症の例です。
塗り薬を処方しますが、ふつうは簡単に治ります。
ほ乳ビンや乳首など赤ちゃんがくちにするものにかびがついているかもしれないので、消毒をしたほうがよいでしょう。