- 家庭の医学 -
よく見られる大人の病気

間質性膀胱炎

尿に行ってもまたすぐに行きたくなる、排尿前後に下腹部に痛みや不快感を生じるなどは膀胱炎に特徴的な自覚症状です。

ふつうの膀胱炎は細菌感染が原因で起こり、尿検査で赤血球が増えてくるため容易に診断できます。
しかしこのような症状で受診しても尿検査で細菌が認められない間質性膀胱炎が注目されるようになってきました。

画像の説明
図1間質性膀胱炎

ふつうの膀胱炎は細菌感染によって起こります。
細菌感染の結果、膀胱粘膜に炎症を起こすため、自覚症状としては頻尿だけでなく、排尿前後の不快感や痛みなどの自覚症状を伴います。膀胱粘膜の炎症は尿中には出血として現れるため、程度の差はあっても尿検査では赤血球、ときには白血球も認められるようになります。

これに対して間質性膀胱炎の原因はまだはっきりとしませんが、自分の免疫細胞から炎症を引き起こすサイトカインという化学物質が放出され、膀胱を攻撃して起こると考えられています。
細菌感染が原因ではないために抗生物質を飲んでもなかなかよくなりませんし、尿の異常もふつうは認められません。
長期間続くと膀胱は萎縮する結果、尿が貯まると刺激のために強い尿意とともに下腹部に痛みや圧迫感を生じる特徴があります。
尿の異常が認めにくいためなかなか診断がつかずに困ってあちこちの医療機関を回ることになりかねません。

間質性膀胱炎で悩んでいる人は潜在的なケースも含めると全国に25万人前後いると推定されています。アメリカのデータでは間質性膀胱炎の9割が女性で、20~40歳代に多くみられる特徴があります。

ふつう細菌性膀胱炎は抗生物質を数日間内服するとすぐによくなります。
抗生物質の内服を続けても症状がよくならなかったり、何回も症状を繰り返すときには間質性膀胱炎を疑う必要があります。
間質性膀胱炎の診断や治療は一般の内科ではむつかしく、またガンなどとの鑑別のためにも泌尿器科の専門医に診てもらう必要があります。

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よく見られる大人の病気

1. 診察室でよく見られる症状 肩こり 肝機能障害 更年期障害 口の中の病変 せき めまい 頭痛 動悸 耳鳴り 腹痛 味覚障害と舌の痛み ニオイの異常(嗅覚障害) 胸の痛み(胸痛) 睡眠の障害(不眠症) 胸やけ、げっぷ 胃痛・胃もたれ 腹部膨満感、腹鳴 下痢 便秘 口臭 喉のつかえ(喉の異常感) ふわふわめまい・頭重感 ジャーキング 神経調節性失神 長引く声がれ-声帯まひ 眼瞼痙攣 しゃっくり 疲れがとれない・疲労感 口の渇き(ドライマウス) 手足のしびれ 失神 むくみ(浮腫) 物忘れ 手のふるえ 立ちくらみ おなら 声のかれ 冬のかゆみ あごの痛み-顎関節症 冷え症 こむら返り 頻尿 いびき 鼻出血(鼻血) 鼻づまり 汗の異常 微熱 尿もれ(尿失禁) 金縛り・悪夢 目のまわりや顔の痙攣 大人の歯ぎしり 歩くと足の裏に激痛:モートン病 首の後ろ(後頸部)の痛み 中高年に多い弛緩性便秘 中高年者に多いめまい 中高年者の腰痛のときに考える4つのM 2. 皮膚の病気 毛虫かぶれ 大人の蕁麻疹 帯状疱疹 たこ、うおのめ 薬剤性光線過敏症 いろいろある蕁麻疹 りんご病(大人) 足の静脈瘤 みずむし 破傷風 シイタケ皮膚炎 高齢者の帯状疱疹 3. 診察室でよく見られる病気 慢性疲労症候群 偽痛風 リウマチ性多発筋痛症 線維筋痛症 むずむず脚症候群 前立腺肥大症 過活動膀胱(OAB) 間質性膀胱炎 うつ病 単純ヘルペス感染症(大人) 眼瞼下垂 おとなの百日咳 中年に多い椎骨動脈解離 腸内フローラとは 脳脊髄液減少症 高齢者の急な寝ちがえ:頸椎偽痛風を疑う! 咳が続く…大人にも多い百日咳 痛風 急性扁桃炎 膀胱炎と腎盂炎 EBウィルス感染症 食中毒 機能性胃腸症 慢性膀胱炎 過敏性腸症候群 口内炎 高血圧 微小血管狭心症 痙攣性発声障害 肋間神経痛 偽痛風と痛風、化膿性関節炎に注意 緑内障 女性と痛風 子どもの病気はこちら
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